東京よいよい会 2014年春祭り(コンペ)奮戦記
by 渡辺耕士
「はる〜は名のみ〜ぞ、風の寒さや〜」の厳しい季節が3月中旬まで続いて
いましたが、よいよい会ゴルフコンペに合わせたかのようにプレー日の3月16日
(日)は陽春の陽射し、国に大きなお役立ちはできなかったものの、まあまあ
そこそこご迷惑だけは掛けなかった我が同期の仲間達を神様が嘉してくださった
ものだと一同感謝の思いでティーグラウンドに向かいます。
今回の舞台は、箱根湯本の「小田原湯本CC」、打ち上げ・打ち下ろしが
続く林間コースでしたがきちんと手入れされたフェアウェーは申し分ありません・・・
とここまでは良かったのですが、スタートからしばらくすると「楽はさせまっせん」と
次第に強まる風、スタンスが取れないほどの烈風が吹き荒れスコアメイクよりも、
なんとかグリーンにたどりつきたい・・・そんなプレーが続きました。「3年前の台風の
ときよかひどかばい」の怨み節も聞こえてくる始末です。
そんな大荒れの中、我が道を行くを貫いた大物がちゃんとおりました。
「ベスグロ(87)・優勝」とゴルファー誰もが脱帽するパーフェクトゲームを達成したのは
安田さん。
今回の幹事役(北郷さん・陶山さん)から特命事項を数多く頼まれ、その調整で
結構苦労したとの噂もなんのその、九州の強豪玉置さん(三位)・天野さん(四位)、
近畿のエース井上さん(通称:アルバのみっちゃん、八位)、名古屋の強豪大坂さん
(六位)を抑えての優勝はお見事。
準優勝は淀川さん、幹事役連続当選が続いていましたが、今回はかろうじて
その大役から開放され、本人もほっとしたようです。
そして、次回幹事役にめでたく(?)選ばれたのは、第十位の洞さん、現役で活躍中
ですが秋のコンペよろしく。今回もたくさんの賞品を提供してもらいましたが、秋も期待
しとりますのでよろしく・・・(みんなの声を代弁)
ドラコンは帆足さん、パットが決まらずオリンピックでは大枚を献上したその鬱憤をボールに
ぶつけた結果の受賞、人間山あり谷ありですなあ。
ドラ短(今回初めてのアトラクション)は大坂さん、受賞を素直に喜んでいいのか
若干複雑な思いだそうです。
ニアピンは陶山さん、そしてニアエッジ(これまた今回初アトラクション)も陶山さん、
このダブル受賞は立派です。
今回は史上最多の7組でのコンペ、毎年参加者が増えてくるのはありがたく、
また目出度いことだと思います。初めて参加してくれたのは、近畿の井上さん、
関東からは加藤さんと松平さんです。
それにしてもゴルフの18ホールは誰かもエッセイに書いていましたが、まさに歌謡曲
そのものですね。
スタート、ティーアップするときのあの高揚感、唄で言えば吉永小百合・橋幸夫の
「いつでも夢を」がピッタリ、ましてや最初のドライバーショットがまっすぐ飛んだときなどは
「ここに幸あり」で「バラ色の人生」ですが、すぐにキビシイ現実が待ち構えています。
林に打ち込んだ球がなかなか脱出できないときは「裏町人生」を嘆き、連続池ポチャの
ときは「別れの朝」がしみじみと胸に沁みます。そしてやっと18番ホールのグリーンに
たどり着いた時、鶴田浩二の「傷だらけの人生:なにからなにまで真っ暗闇よ・・・」を
思わず口ずさんでしまうのはなぜだろう。
それでも行くんだこのボクは、鶴田浩二も唄っているじゃないか「ツキ(好き)だった」と、
ラッキーカムカム信じて明日も、希望の星が待っとうばい・・・
そこで一句
大安も 仏滅もあり マイゴルフ
また今回「箱根修学旅行」の特別企画も実施され、福岡から黒宮さん・藤島さん・武末さん、
地元関東からは村上夫妻、加藤夫人の参加を頂きました。
ただ、引率の松浦センセイ・千代センセイの話では、ゴルフ組と同じく強風に悩まされ、ロープ
ウェー、芦ノ湖遊覧船でだいぶ苦労したとのことでした。この修学旅行について、どなたかの
レポートを読めたらいいなあ。
夕方からは湯本冨士屋ホテルで一同が集まり大宴会、一日の健闘の結果が爆笑の中、
披露されました。
翌日は、「芝刈りリベンジ組」・「東京だよおっかさん組」に別れての行事を楽しみ、
無事全ての日程が終了しました。
幹事役、そしてその補佐役の皆さんありがとうございました。
秋のコンペの日取りについてはまだ未定ですが、次回幹事役の安田さん・洞さん
よろしくお願いします。
今回のコンペ参加者は次の通り(敬称略)
許斐・中野・長澤・桑原・片田・宮原・宮永・米山・横大路・松平・鹿子島・加藤・宮崎
・八郷・安田・淀川・玉置・大坂・井上・洞・帆足・陶山・北郷・天野・渡辺
では又・・・
<後の祭り奮戦記>
by 安田修之助
明けて17日は全日と打って変わっての穏やかな春日和、月曜日という事もあり
まだ現役世代の洞、許斐、淀川、加藤の諸兄や、やんごとなき事情で後ろ髪を
引かれる思いで日帰りの中野、渡辺、宮崎の諸兄を除く18名による後の祭りも
熱戦となりました。
結果は、優勝がロングヒッター長澤君、2位は前日のリベンジに燃えた玉置君、
そして3位は大任を終え肩の荷を下ろした北郷君、ベスグロはさすがただ一人
80台の井上君となりました。
残念ながら、全員集合しての表彰式がかなわず、晴れの舞台とはいきませんでしたが
名誉ある記録は東京よいよい会に永遠に残ることになりましたのでご安心下さい。
「こだま」に乗って奈良に帰宅する井上君を見送った後、まだまだ元気な12人の
遊び人は所を小田原駅前に移しての打上会。 予定の2時間あっという間に酒と肴を
平らげて、家族への手土産を忘れないこの根性は見上げたものです。
もちろん、無事に帰宅できたかどうかまでは誰も知りませんが・・・